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★ルンブロキナーゼの動物実験②


私はネズミの実験の後、今度はイヌを使った実験を行いました
イヌの静脈内にフィブリンを固まらせて人工的に血栓を作り、ミミズ乾燥粉末を
飲ませるという実験でした
この方法とは別に脳梗塞の患者さんの治療に使っているウロキナーゼの量と同じ
20万単位を静脈に注射してその効果を調べることにしました
その結果が下の表になります



表の中の+は血栓が溶けて血流が再開したことを、-は血流が再開されないことを表し、
また、±は血栓が一部溶けて部分的に血流が再開したことを表します
①ミミズの乾燥粉末の抽出液を経口投与したグループ
②ウロキナーゼ20万単位を静脈注射したグループ
③生理食塩水を静脈注射したグループ
以上の3グループに分け経過を確認しました

①のグループでは3匹のうち1匹が4時間、残りの2匹も8時間で血流が
再開、もしくは部分再開が観察されたよ
②のグループでは3匹のうち1匹は8時間で血流が再開したけど、
残りの2匹のうち1匹は24時間が経過しても血流の再開は観察されない
という結果だったんだ
③のグループはすべてのイヌが20時間以内では血流の再開が
見られないことがわかったんだ
ちなみに24時間経って血流が再開しているのは僕たち犬自身が持つ
線溶活性酵素が働き始めたからなんだってさ





これらの結果からミミズ乾燥粉末の抽出液を経口投与すると
ウロキナーゼを静脈に注射するよりも効果的に血栓を溶解させる
ことができるという可能性が示唆されたのです

ワンちゃんたちが頑張ってくれたおかげで
さらに『ルンブロキナーゼ』の効果が証明されたのね♪

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